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'Within Swaying Light and Shadow' performed on July 30 & 31, 2022 「揺らぐ光と影のなかで」の7月公演を終えて 

「揺らぐ光と影のなかで」公演の写真とプログラムです。アンコールの愛の夢(リスト)を入れると16曲、その中で写真とピアノとのコラボ作品は3曲 (プログラム#5、#10、#13)、詩の朗読1曲(プログラム#12)、あとの12曲はすべて新しいダンス作品です。風景写真と映像、そして音楽(ピアノ)とのコラボ作品ですが、日本の自然、四季折々の美など、二度と出会うことのない瞬間を風景写真家の小木曽さんと捉え続けることにより、この創作が出来たことに感謝しています。

プログラム

揺らぐ光と影のなかで  Within Swaying Light and Shadow

ダンス  メアリー佐野    Dance: Mary Sano

ピアノ  齋藤正樹   Piano: Masaki Saito 

写真   小木曽真土          Photography: Makoto Ogiso

1.青葉時雨 …… 夜想曲 54-4 抒情小曲集より  グリーグ 作曲

2.早春 ……. 前奏曲 17-3  スクリャービン 作曲

3.朧月夜 … 前奏曲 11-15 & Op.11-21  スクリャービン 作曲

4.水しぶき …… 小川 62-4 抒情小曲集より   グリーグ 作曲

5.風光る …… メランコリー 105  プーランク 作曲

6.エレジー …… Elegy WWV93  ワーグナー 作曲

7.旅立ち …… 楽園の3羽の美しい鳥 ラヴェル 作曲

8.揺らぐ光と影のなかで …… 即興曲(夜想曲) リスト 作曲 メアリー佐野 詩

    ―  休憩 15分  

9.白雨 はくう ……. ワルツ 38    スクリャービン 作曲

10.  花たち …….  ひなぎく Op.38-3  ラフマニノフ 作曲

11.  ほたる ……. 夏の夕べ  抒情小曲集より  グリーグ 作曲

12.  明日 あした ……. Morgen! Op.27-4  シュトラウス 作曲 マッケイ 詩

そして、明日太陽は再び輝くだろう。        

私が歩み行く道の上で太陽は再び幸せな私たちを一つにするだろう。

陽光が息づく大地のさなかで…

そして、広々として青く波立つ浜辺へと

私たちは静かにゆっくりと下りてゆき

無言でお互いの瞳を見つめ合うだろう。

すると、幸せな沈黙が降りてくるだろう。

13.   夏の星 ……. Devotion ゴドフスキー 作曲

14.   秋桜 コスモス ……. エチュード Op.42-4  スクリャービン 作曲

15.   光芒 こうぼう ……. エチュード Op.42-5  スクリャービン 作曲

多くのお客様から様々な感想を頂き、「揺らぐ光と影」の世界へ一緒に旅が出来たことをとてもうれしく思います。感想を2~3紹介させて頂きます。

「ダンスと映像、ピアノの融合によって、本来、世界があるべき姿である自然との調和、人間も自然の中の一部だということを感じさせていただけたことに感謝の気持ちでいっぱいです」

「メアリーさんの知性や感性や人間力や…全て集約されて、素晴しい写真の世界感の中と一体になり、観客であるわたしも自然の中でみつめているような…感覚でした」

「花が写真から飛び出して踊っているような感覚に胸が熱くなりました」

「ダンス、映像、ピアノが三位一体で素晴らしい完成度の公演でした!ダンスと映像の融合は、一瞬目を疑うくらい楽しく、引き込まれました」

「美しい映像と一体化してメアリーが森や水、桜の精のように綺麗でした。ピアニストもさすが、良く息が合って素敵でした。サラッと難しい曲でも弾いているので、メアリーも肩の力を抜いて踊っているように見えました」